2001年10月の終わりに、飼い主はサンフランシスコより日本へ永久帰国する事になりました。結局はぷりんも一緒に日本にやってきたのですが、それを決定するまでしばらくはぷりんの行く末をさんざん悩んでしまいました。しかしいくら悩んでも決められないので、連れて行く場合とおいて行く場合双方の利点、欠点をあげて整理してみました。
-連れて行く場合-
○ 自由な放し飼い生活を一生保証できる。今までとあまり変わらない生活を送れる。飼い主がうれしい。
× 気候の変化がある。とにかく移動がどうなるかはわからない(最悪の事態も起こり得る)検疫でお泊まりの必要があるかも。
-おいて行く場合-
○ 気候はそのまま。移動のストレスがかからない。めんどくさい手続きは無し。
× ケージにいる時間が長くなる。生活が変わる可能性あり。飼い主が寂しい。里親になってくれる友人もぷりんの寿命前に長距離の引越をする可能性があり、その先がどうなるのか全く分からない(そこまで頼めない)。
気候の問題は、移動が秋ならば同じような気温なので適応は容易です。判断材料としてはっきりしないのは移動と検疫ということになります。
日本入国時の動物検疫については農水相のホームページにしっかりと書かれておりました。幸運にもげっ歯類に対する検疫は実施しておらず(2001年10月現在)、素通りできることが分かりました。米国出国時の審査についてははっきりとした資料を見つける事ができず、ひとまず保留としました。
次は移動手段です。犬ネコの場合でしたら飛行機の貨物室に乗るというのは聞いた事がありましたが、モルモットとなるとまったく想像もつきません。ともかくインターネットを駆使してリサーチを続けます。
『モルモット+飛行機』で検索をかけたら『南米の…まで飛行機で飛んで……料理にモルモット……』なんてのが引っ掛かっちゃったりしてドキドキしつつ、いろいろ探した結果、モルは見つかりませんでしたが、フェレットやハムスター、インコなどが手荷物として客室に乗り込み大平洋横断に成功している事が分かりました。
これはいけるかもしれません!
飛行機会社のサイトでペットの事を調べるとちゃんと手荷物として持ち込む場合の条件がありました。重さ、ケージの大きさの上限、エサは入れちゃいけない、水はこぼれない物にいれる、乗れるのは飛行機1台につき1匹だけ等です。規約があるのでしょうか、会社ごとの差はないようでした。しかし気になるのは次の1文。『小動物の場合事前にお問い合わせください』
乗れない事があるというのでしょうか? もう直接聞くしかありません、まずはいつも使っているU社に電話してみました。
「ペットを乗せたいんですが…」
「種類は何ですか?」
「モルモットなんですけど」
「ダメです」(即答)
……きっぱりさっぱりダメらしいです。ショックを受けつつA社に聞いてみます。
「ペットを乗せたいんですが…」
「種類は何でしょう?」
「モルモットなんですけど」
「…モルモットって何ですかぁ?」
「…………。」
でも説明したらちゃんと分かってもらえましたよ、「うちに文鳥がいるんですけど、きっとモルモットの方が頭良いですよね、脳みそ大きいだろうし」といわれて飼い主は答えられませんでしたけれども。…ともかく、こちらは飛行場に問い合わせてみなければ分からないけれども多分大丈夫だろうとの事でした。ただし問い合わせと予約には人間の予約が先に必要との事。つれて帰るにしても帰らないにしても、帰国の日程を組む事が先決のようです。尚、料金は手荷物超過料金の2倍。米国出国の際に米国側のチェックは無いという事も併せて教えていただきました。