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20.うにの柵越え

 新入り「うに」のために、仮の小屋として、ぷりんのいる部屋の1角に、ぷりんの囲いにも使っている柵をはって独立した檻を作りました。その中に小屋として、お盆に、ペットシーツを布でカバーしたものを敷き、エスキモーハウスをのせました。餌皿、水を小屋近くに配置して、準備万端です! さっそくうにを入れて、ぷりんの時の様にしばらくそのまま様子をみるつもりでいました。

 少し様子を見ていましたが、うには小屋に入ったままですし、ぷりんは違うニオイに気がついたものの、別に変わった行動をおこすでもなかったので、飼い主は他の部屋で用事を片付けることにしました。
 それから30分ぐらいたったでしょうか?戻ってきた飼い主は、部屋をみて「わ〜!」と叫んでしまいました。いや、慌てたのなんの!!

 …といっても何が起こったというわけでもなく…あ、いや、起こってたんですけども…。その〜……ですね、うにが柵をくぐり抜けてぷりんの領域に入り込み、ぷりんの横でぷりんのエサを食べていたのです! そして、その時のぷりんなんですが、さすが…といいますか、自分の分を食べる事に夢中で、見慣れないチビなんかには無関心なのでした。

 飼い主の声にびっくりしたうには、するっと柵をすりぬけて自分のうちに戻りました。ぷりんなら鼻しか入らない5cm四方の穴を、こんなにすんなり抜けるぐらいのチビ具合に感動してしまいましたが、そんな場合じゃありません。
今回はケンカもなく無事でしたが、まだ2匹の相性も分からず何も起こらないという保証はありませんし、うにが病気を持ち込んでいる可能性も考えて、ぷりんとの接触を避けるために、すりぬけできそうな柵の穴はふさぐ事にしたのです。

pudding26.jpg (12 k) 下の穴だけふさいでも2段目から脱出。2段目をふさいだら餌皿を利用して3段目から脱出…と、こりないうにと学ばない飼い主の攻防戦はその日中続きました。本来なら静かに見守っているべきお迎え初日なのに、全く何をやっているんでしょうね……。
 何度も脱走を試みるうにですが、幼児用サンダルのごとく効果音付きで移動するので、その都度簡単につかまってしまい、1番上の6段目の穴までカバーした後は、さすがに柵越えは不可能となりました。

 少し後に、2匹は同居することになるのですが、その時には全体の柵に布をはって脱走防止としました。うにの柵は布だけを外して、うにだけが入れる避難場所を作りましたが、幸いにも2匹はすぐに仲良くなり、うにの柵自体もすぐに無用になりました。
 それからうにはみるみる大きくなりました。そしてぷりんとの同居2ヶ月後に、もう穴も通れまいと判断した飼い主は、ニオイのしみついた柵の布を外したのです。…がその直後、昔のままに穴を勢い良くぐろうとしたうには、当然ながら柵に頭をガツッ!っとぶつけ、よほど痛かったのでしょう、しばらく顔をあらい続けていました。

 そして、その1度を最後にうには無謀な挑戦はやめ、少し大人になったのでした。

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